Please don’t miss the next DUAL CITY!

 


 生と死、過去と現在の境界が揺らぐデータ化された世界の中で、愛は疾走する。

巨大企業の暗躍や、テクノロジーの発展が覆う未来社会を、低予算ながら説得力あるヴィジュアルに結実させたSFドラマ。

FOR  EVERY BEINGS who REMAIN IN THE FUTURE TIME.

Dual City

Information for screening/上映情報

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<あいち国際女性映画祭2016>

9/10(土)13:30〜15:10

ウィルあいち大会議室

*監督挨拶、Q&Aあり

9/11(日)09:30〜11:10

愛知県青年の家(岡崎市美合町並松1−2)

字幕付き、ステレオ音声での上映です。

http://www.aiwff.com/2016/films/competition/dual-city

<Aichi International Women’s Film Festival>

http://www.aiwff.com/2016/en/films/competition/dual-city

10 Sep. Sat. 13:30 Conference Room

*with Director Q&A

11 Sep. o9:30~11:10 Aichi Prefectual Youth House

 English Script,Stereo Sound

Dual City  : twitter( update!)


Reviews of Audience in the internet world

 

 第15回ニッポンコネクション(ドイツ/フランクフルト)
      Nippon Visions Jury Award部門 審査員特別賞受賞
 
    The 15th Nippon Connection(Frankfurt/Germany)
Nippon Visions Jury Award Special Mention Winner

ネバダ国際映画祭2015(ネバダ/USA) 
ファーストタイムフィルムメイカー部門
シルバースクリーンアワード受賞
NEVADA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL 2015 

First-time Film Maker Competition Silver Screen Award Winner

 

    第11回CO2助成作品/第10回大阪アジアン映画祭
     インディーフォーラム部門正式招待作品      
The 11th CO2 Grant-recipient Film/
The 10th Osaka Asian Film Festival Indie Forum Official Screening

Sci-Fi Film Festival(Sidney,Australia) Official Screening

BIG ASIAN LOS ANGELS CINEMA FESTIVAL (LA,USA)Official Screening

Boston Sci-Fi Film Festival  Official Screening

London Sci-fi film festival  Official Screening

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SYNOPSYS

2034 年。南北に分断された近未来日本。内戦の続く北部で野戦病院の看護師として働く依子は、数年前に亡くなった娘の生前情報を再生し、安らぎを得ていた。
ある夜、依子はゲリラ兵士から、巨大都市として発展し、北部からの行き来が制限された南部で、娘がまだ<情報生命>として生きている可能性を知る。
娘と再び会うことと引き換えに、依子はゲリラ兵士の仲間の元へと謎めいた少女の遺体を届けることを決意し、生まれて初めて南部に向かう。

“In 2034, Japan is divided into North and South.

Yoriko is a nurse living in the north, who lost her daughter due to the northern war. One night, she gets abducted by guerrilla terrorists and learns that her daughter is still alive in a form of “information life”: collective memories of the dead souls. Yoriko gets involved with the hacker resistance to meet her daughter again, in exchange of carrying a mysterious dead body from North to South. Through working with the resistance, her unquestionable will leads her to witness the conspiracy between the government and the Nephes enterprise.

Director’s Statement 監督からのメッセージ

 『デュアル・シティ』は、自主制作映画としては珍しく、本格的なSF映画である一方で、今と同じように未来の日本に生きる人間を描いた、ヒューマン・ドラマでもあります。娘を失った看護士・依子は、日本の「北部」から、通行を制限された「南部」へ向かう中、難民支援グループや彼らが保護する人々、人類の記憶を元に動くアンドロイドなどの「他者」に助けられ、また自らも彼らに必要とされます。

一人の無名で無力な母親の愛が、最後には人類全体を包む愛へと広がっていくこと、それを一番に表現したいと思い、私はこの映画を作りました。
 そして、喪失や絶望によって、二度と立ち上がれないほど人生が止まってしまっても、同じように多くのものを背負い生きる他者との出会いを通し、共に生きていくことが可能であって欲しい、そんな願いが、この物語には込められています。

・なぜSFか〜<情報生命>の現代性〜

 現在、AI(人工知能)やアンドロイドは日常生活に浸透し始め、これまでSFにおいて何度も繰り返されて来たポスト・ヒューマンについての問題は、身近な話題となっています。インターネットの中に蓄積された知識や感情の交流は大規模なデータの集合となり、もはや、全人類総出で自らの精神のコピーを作っているかの様です。物語の中心的なモチーフである「情報生命」は、この現代の状況から生まれました。
 全人類の「情報生命」が集まったとき、それは兵器になるのか、それとも別の道を選ぶのか。
 こうした人類の技術的進化に基づいた現代的な問題提起と、独特な世界観を持つエンターテイメントを生み出せること、それがSFというジャンルを選んだ理由です。

・CGによる近未来風景と「目に見えないもの」の映像化

 多彩なCGによって描かれた2034年の日本も、この映画の見所です。現代の風景に”二重(デュアル)”に、新しいテクノロジーや生活環境を描き、深層の情報世界を形あるものにしています。
『デュアル・シティ』の遠くない未来がいま生きる現実と混じり合い、デュアルシティを観た人々の中で、オリジナルの世界が生まれることを目指しました。

*『デュアル・シティ』 : 二重の都市(南北が分裂した日本の世界観)/現代の複製性/サイバーパンクで 良く使われる、○○都市、○○ヴィルなどのタイトルへのオマージュ。

 

◼︎ 監督 : 長谷川億名
東京都在住。2006 年頃よりインターネットを利用し、Yokna Patofa 名義で作品を多数発表。写真の分野でも 2013 年度キヤノン写真新世紀において佳作受賞。
 2012 年頃から、近未来日本を舞台にした「日本零年三部作」を構想。第一部として、映画『イリュミナシオン』を完成させる。『デュアル・シティ』 は、その第二部となる。

 

 

 

■REVIEWS /「デュアル・シティ」についての著名人のコメント(CO2選考委員総評より)

Alex Zahlten / アレックス・ツァールテン(ハーバード大学准教授 映画評論家)
 『デュアル・シティ』は選考委員内でも議論になった企画であった。脚本以前の提出された物語はまだ映画用の物語にはなっておらず、作品の広大な世界観だけがあった。監督する長谷川億名は、映画を作ることよりも世界観を作り上げることに興味を持っており、それを90分近い映画のフォーマットに移行させるのがどれだけ困難か。しかし企画は独特であり野心的なものだった。そこでこの賭けに挑戦してもらうこととなった。完成した作品は膨大でグローバルな作品となった。システムの崩壊、多国籍 企業化の世界、難民、テクノロジーの進化による人間と記憶との関係の変化。完成した作品には、まだ観客が十分理解できる物語の進行やエンディングに問題があったのは確かだ。しかし面白いところで溢れている作品でもある。SF映画のジャンルとしては決して目新しくはない主題かもしれないが、人類の記憶情報を蓄積しているというネフェスのアイディアもまさにSF映画のジャンルそのものであった。特に主演の森田亜紀の素直な演技が功を奏して、この作品の感情的な表現の座標となり、抽象的な表現に陥ることを防いでいる。加えてインパクトのある視覚表現や豊富な世界観が作品の物語を持続させることとなった。これが長谷川氏とそのチームによって達成された成果である。

Dual City started as a project that made both the selection committee and the CO2 staff nervous. The script outline was not a film, it was an expansive universe. Hasegawa Yokna (Yokna Patofa) was obviously more interested in world-building than in just making a film, and it was difficult to imagine how it could fit a 90-minute movie format. But the project was original and ambitious, and everyone decided it was worth the bet. The finished film similarly thinks big, on a global scale: The themes of clashing systems, transnational corporations, refugee crisis’, of technology and how it changes our relationship to memory. The finished film still has its problems in terms of pacing or how well the ending makes sense for the audience. As science fiction it is a genre film that uses many common sci-fi themes, but in a way also uses them in the story. Nefes, the information bank where the information of human beings circulates is much like genre itself. Luckily, especially Morita Aki’s straightforward acting helps give the film a human emotional anchor and keeps it from slipping into abstraction. And apart from an impressive visual sense and a rich fictional world there is a story here that is able to sustain a film. This is in itself an impressive achievement by Hasegawa and her team. Stand Alone and Bakadoron are promising and make me look forward to the directors’ next films. For Hasegawa and her team I look forward to how they will continue to explore this expansive world through not only film but many other media.

 

直井卓俊 (株式会社スポッテッドプロダクションズ代表取締役)
 『デュアル・シティ』は映画監督が本業ではない長谷川さんのプレゼンも絵など視覚的な角度からで抽象的な物だったし、選考委員内で一番ギリギリで決まり、全員が不安を共有したまま「賭けてみよう」となった企画であった。しかし出来上がった作品は明確な意志と美学に貫かれたプリミティブな衝動に溢れる力作だった。スタッフたちとも相当ぶつかりあって、悩んで、苦しんで、それでも作りたいのだ!という意志に溢れ、1シーンたりとも飽きさせまいという気合いがすごい。多少設定わからずとも、母親の想いは普遍でシンプル。娘に会いたいという気持ち母親役の森田亜紀さんがしっかりと映画の軸になっている。驚きは低予算ながら的確で無駄のないCG の使い方とそのクオリティ。クライマックスがもうちょっと整理されたら本格的なエモーションを獲得したかもしれない。最後、まだ物語はここから始まるのだという宣言。 バイクで走る映像から流れるように上を向いたカメラはどこまでも続く橋を捉える。エンドロールに突入して音楽が流れた時、不覚にも鼻の奥がツンとした。エンドロールに刻まれた全スタッフ&キャストに拍手。今回、企画当初の不安から大逆転、最大の成果を生んだ作品だと思う。

 

万田邦敏(映画監督)
 リチャード・フライシャーの『ソイレント・グリーン』は、人口増加によって食糧危機に陥った、2000年代半ばのアメリカを描いている。そこでは「ソイレント・グ リーン」という人工食品が常食となっているのだが、その原料は、じつは死んだ人間の肉だったということがわかる。『デュアル・シティ』は、ほぼ同じ時代の日本を描いているが、ここでは死んだ人間の肉ではなく記憶がデータ化され、それが国際的な企業になにやら悪用されているらしい。肉と記憶(とそのデータ化)。その対比に昔 (『ソイレント・グリーン』の原作小説は60年代中盤、映画は70年代初頭)と現代の違いが現れているのだろう。違いとは、つまり肉の直接性と記憶(のデータ化) の非直接性(バーチャルといってもいい)だ。しかし、この映画に肉が描かれないかというとそうではなく、問題はやはり肉なのだ。この映画の登場人物たちは、いずれも肉の直接性と記憶の非直接性の中間地帯にいるのだが、つまるところみな肉を希求しているからだ。誰も彼もが、手に触れることのできない記憶を、手に触れることのできる肉に戻したいと望んでいる。おそらくその点が、近未来的な体裁にもかかわらず、この映画がなにか古めかしい印象を持つ所以だろう。じっさい、子どもをなくし、 もう一度その子に触れたいと強く願う主人公を演じる森田亜紀の古典的で端正な顔立ちは、深い絶望と一縷の希望の間で揺らぐ母親の表情を完璧に表現している。彼女にとって、南北に分裂したデュアル・シティの何がなにやらよくわからない、わかったところで大して面白くもなさそうな状況などどうでもよく、ただひたすら子を想うこと、けが人を治療すること、それだけが生きる目的なのだ。まさに彼女は、子を想うこと(記憶の非直接性)とけが人の治療(肉に触れる直接性)の間を生きているのである。

 

元木隆史(映画監督)
 「デュアル・シティ」は企画選考時には「賭け」であった。長谷川監督の世界観が大きく膨らみ過ぎて、作品に落とし込むには並のことではないと感じていた。だけど 我々は「デュアル・シティ」を選んだ。私は最後の最後まで悩んだのだが、本当にこれだけの世界観を自主映画で落としこめるパワーがあるのか?やれるものならやってみぃ!と半ば挑発に近い選考となった事をここに告白する。それはいまのインディペンデント映画に対する挑発でもあった。 しかし「デュアル・シティ」は見事な完成を遂げた。突破したパワーが映像に満ち溢れていた。そこが本当に素晴らしい。想像を超えてきた映像に魅了され、私のチンケ な挑発など吹き飛ばされて、ワクワクしながら最後まで観ることができた。SF であるが、都市としての大阪の再発見にもなった。 もう少し物語を追いかけやすい構成テクニックがあると、より多くの人が取付き易いとは思うが、それは次回の第 3 部に期待をしたい。そして長谷川監督の世界を映画に仕立てあげた、この作品に関わる全てのスタッフに敬意を表します。

 

山下敦弘 (映画監督)
 企画のプレゼンの時には物語やキャラクターが断片的にしか伝わってこなかったが、 イメージをちゃんとひとつの“世界”として描ききったことに対して先ずは拍手を送りたい。現場での集団作業の際、有意義な時間が流れていたんじゃないと勝手に想像 してしまった。特殊な時代設定、様々に絡み合うキャラクターたちなどが複雑で、描くことの分量が多いなか、娘を亡くした主人公の存在感が、観客を最後まで引っ張って行ってくれて、物語においても迷子にならずに済むことが出来た。 映画全体を通して“悲しみ”が原動力になっているように感じたが、それぞれの悲しみの度合いにバラつきがあって、若干そこが勿体ないように思った。その原因は男性キャラクターたちの存在感が女性キャラクターに比べ薄く描かれているように感じたせいかもしれない。この映画の中でアクションを起こしていくのは女性たちなので、 男性たちの描き方に、演出を含めてもっと考えて欲しいと思ってしまった。最後に企画段階の際には『アビス』というタイトルで、深海のような記憶の奥底のようなイメージが監督の頭の中にあったように思うが、どういった経緯でこの『デュアル・シティ』に変わっていったのか個人的に聞いてみたいと思った。また新大阪という響きと、これまで誰もが想像していた大阪とは異なった都市としての大阪を魅せてくれることもよかった。

 

<STAFF>

Director/Screenplay  :  HASEGAWA Yokna

Producer/Screenplay  :  HARA Tomohiro

Line producer/Assistant Director : TAKINO Hirohito

Cinematography : NAKASE Kei

Lighting : KATO Daiki

Recording : IZUTA Kadoaki

Production Design : YOSHIMURA Satoshi

                                 SHIOKAWA Setsuko

CG : MORIYA Yusuke

Cast : Yoriko / MORITA Aki

          Ayumi / MABUCHI Tomomi

          Kurata / TANI Keigo

          Takao / UEDA Tatsuya

          Monroe / ARATANI Norma

          Jun / MISAKA Chieko

          Vones / SAITO Ryubun

          Itami / ODA Atsushi

          Aomi / Minami Aoba

          Yu Saeki / Rin Sugihara

<出演>
森田亜紀、馬渕智未、谷啓吾、青葉みなみ、杉原凛、三坂知絵子、上田辰也、齋藤隆文、小田篤、normaratani、西山真来、東龍之介、南部映次、富奥晃史、田邊佑介、真弓、新津ちせ、倉田操、大浦淳士、辰巳飛龍、竹田海渡、アダム・トレル

<STAFF>
監督・編集/長谷川億名

制作担当・プロデューサー/原智広
脚本/長谷川億名、原智広
脚本協力/滝野弘仁、野崎雅人

撮影/中瀬慧
撮影助手/太田英
照明/加藤大輝
照明助手/伊藤貴哉
録音・整音・音響効果/伊豆田廉明

美術/吉村聡浩
美術デザイン/塩川節子
美術助手/渡邊愛良、森田征、阿部竜樹
劇中ポスター(デザイン)/佐藤麻衣子
衣装/松田早穂
ヘアメイク/中村晴菜
弾着/富奥晃史

チーフ助監督・ラインプロデューサー/滝野弘仁
助監督/登り山智志
制作主任/阿部竜樹
制作進行/橋本富夫
車輛/田邊佑介
バイク運転/宇垣摩結子
特殊メイク/野中比喩
特殊造形/鶴岡瑛子

CGディレクター/守屋雄介

音楽/死んだ僕の彼女、Party Trash、MIlhaven、小林うてな

製作 EK-STASE

前作「イリュミナシオン」予告編
製作 EK-Stase http://ek-stase.under.jp/